道南の山と花・蝶・鳥2

道内の山を中心に登ったり、花や蝶、鳥などを撮っています。ヤフーブログではバタフライでアップしており、ネパール、カナデアンロッキー、Nzなどのトレッキングもアップしています。

2008年05月

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数日、鎌倉へ行っておりましたので、ブログはお休みしていました。

行く前の横津岳山麓の花で、特に目新しいものはありませんが。

【カキドウシ白花】シソ科

【カキドウシ】

【コンロンソウ】アブラナ科

【タチカメバソウ】ムラサキ科

【セイヨウタンポポ種子】キク科

【アキタブキ種子】オオブキ キク科

【クルマバソウ】アカネ科

【キジムシロとエゾスジグロチョウ】

【エゾハルゼミ】

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三角山889mから少し下りになる。この辺りはブナが見られる。やがてダケカンバの尾根になり、稜線上のコブをトラバース気味に進み急な斜面を登ると稜線に出る。ここからはジグが切られた袴腰岳1108mへの登山道が見える。

三角山から山頂まで約1時間、アメダス登山口からは2時間40分ほどの登りである。

【袴腰岳山頂】1108m
左の[袴腰岳]標識は我々が設置したもの。右のルート標識は渡島支庁が設置したもの。
どちらも、昨年春に設置した。

【三角山を見下ろす】
山頂からは函館方面の展望が良い。右下には登ってきた三角山が見えている。

【烏帽子岳と横津岳】
4月にスキーを滑った烏帽子の斜面も、残雪がわずかしかない。

【横津岳ルートへの下山】
函館の高校山岳部の新入部員。

【ミヤマキンバイ】

【山毛欅の尾根】
黄緑に見えるのが山毛欅。赤茶の木はダケカンバ、ナナカマド、モミジ類など。

【山毛欅の森】

【ツバメオモト】

【シラネアオイ】

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午前中につづき、袴腰岳です。

三角山周辺の桜は標高800mあたりから見られます。このあたりはミネザクラで、三角山の標高890mではミネザクラとチシマザクラが混生しています。さらに、上部~横津平はチシマザクラだと思います。

この二種はとても似ていて、外観だけでは区別がつきません。

【三角山】889m
この標識二つは仲間の山道楽さんが、作ったもの。

【ミネザクラ】

【チシマザクラ】

【ミネザクラ】チシマザクラと外観だけで見分けにくいが、花柄に毛が無い。

【チシマザクラ】よく見ると、花柄、葉柄に毛がある。

【三角山上部尾根】ダケカンバ、ブナの林

【ブナの種子殻】

【残雪】

【たこ足状のブナ】

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袴腰岳アメダスルートの途中にある三角山(889m)付近の桜を見に行った。

この付近にはチシマザクラとミネザクラの両方が見られる。

今年は野の花、山の花は例年より開花が早いので、今が多分見頃とみて、急遽登ることにした。

第1登山口には、すでに数台の車が駐車されていて、このコースも利用者が増えてきたように感じられる。昨年、恵山道立公園に袴腰岳・横津岳も指定を受けてから、登山道の整備や標識設置など渡島支庁が行っている。
以前、市役所山岳会が行っていたが、人手の関係で未整備になっていたのを、私たち有志で整備を行ってきたルートである。

【花の終わったミズバショウ】この時期湿地の水も無くなり、エゾアカガエルの卵が取り残されていた。

【イタドリハムシ】このハムシの幼虫はイタドリの茎の中にいて、ヤマベ釣りの餌として使う。

【ミヤマスミレ】林のなかは、このスミレが多い。他に、オオタチツボスミレやナガハシスミレなども見られた。

【フイリミヤマスミレ】

【オオバナノエンレイソウ】エンレイソウやミヤマエンレイソウも見られた。

【烏帽子岳】1078m。4月にスキーを滑った斜面も雪はほとんど無くなった。

【キクザキイチゲ】キクザキイチゲは時期が過ぎていたが、まだ咲いている株もあった。

【キクザキイチゲ青花】

【ヒメイチゲ】三角山から袴腰岳の山頂にかけてちょうど見頃の花が多く見られた。

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ニリンソウの群落の中に時たま、ミドリニリンソウが見られる。
これはガク片が緑色をしているが、変異は色々である。

【オドリコソウ】シソ科
【マムシグサ】サトイモ科
【クサノオウ】ケシ科
【ムラサキケマン】ケシ科
【ニリンソウ1】キンポウゲ科
【ニリンソウ2】
【ミドリニリンソウ1】キンポウゲ科
【ミドリニリンソウ2】
【ミドリニリンソウ3】

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恵山はミヤマホツツジ、コヨウラクツツジ、エゾイソツツジ、ハクサンシャクナゲ、ヤマツツジ、シラタマノキ、サラサドウダンツツジなどツツジ科の植物が多い。

ミネズオウもその一つである。
ミネズオウは高山に生える常緑樹で、地面をはうように枝をのばしている。例年より開花が早く、満開状態の花がガスがかかる尾根に広がっていた。

【タチマンネンスギ】
【エゾイソツツジ】
【コヨウラクツツジ】
【ツバメオモト】
【ミヤマエンレイソウ】
【椴法華海岸】
【山の下は海】
【ミネズオウ】

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恵山は渡島半島の東端に位置し、複式の活火山である。
最高峰の恵山溶岩円頂丘や海向山などに囲まれて、賽の河原と呼ばれている火口原が広がる。
火口原や山麓はツツジ科植物の宝庫である。また多くの高山植物もみられる。

この山は中高年の登山でお馴染みの、岩崎元郎氏の「新日本百名山」のひとつにも選ばれている。

今回は八幡川コースから、ミネズオウとコイワカガミを撮りに登ってきた。
なお、この山は道立公園の指定をうけているにも関わらず、高山植物の盗掘が後を絶たない。

【チゴユリ】ユリ科
【海向山】
【イヌエンジュの新芽】マメ科
【コシアブラの新葉】ウコギ科
【コイワカガミ1】
【コイワカガミ2】
【コイワカガミ白花】
【コイワカガミ3】

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三森山は標高842mと低いが、山容から函館市民にはなじみの深い山である。

登山道のあるルートは、東壁コースと南尾根コースの二つある。
どちらも林道が奧まであるので、登山口からの登りは容易な山だ。
以前、登山道のない松倉川側の岩沢から登ったことがあるがなかなか手強かった。

今回は、南尾根コースから登った。

【南尾根コース登山口】

【フイリミヤマスミレ】

【シラネアオイ】

【ミヤマスミレ】

【猫の額ほどの残雪】
例年は、この時期まだ大きな残雪があるのだが、今年はこんなもの。

【ヒメイチゲ】

【ギョウジャニンニク群落】
この斜面も雪が無く、ギョウジャニンニクが大きくなっていた。
急な斜面には、カタクリ、ヒメイチゲ、オオサクラソウなどが見られた。

【ノウゴイチゴ】

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下山中も多くの花に出会った。
その一つに、山シャクヤクで赤く艶やかなPaeonia veitchii Lynchを見つけた。

花の他に、多くの蝶も見れるのではと期待していたが、シジミチョウ科、タテハチョウ科、シロチョウ科の数頭が見られただけであった。
最も、期待していたのが、ウスバシロチョウParnssiusと呼ばれる蝶である。この仲間は世界に40数種いるといわれており、四姑姉山にはケファルス ウスバシロチョウParnassius cephalus Grum-Grshimailoという貴重種が棲息すると聞いていたが、会うことが出来なかった。

日本には、ウスバシロチョウ、ヒメウスバシロチョウ、そして大雪山にウスバキチョウが棲息する。
これらは、氷河時代の遺物とも言われており、アゲハチョウ科の蝶である。

帰路、標高の下がった揚柳湖ダムのあたりでは、アゲハチョウ科、マダラチョウ科の蝶など多くの種を目撃した。

『スークーニャンの青いケシ』シリーズは、今回で34回になります。国内の花のアップも忙しくなりましたので終了することにします。
これまで、何回も訪問いただきありがとうございます。

【花1】不明
【花2】キク科
【花3】ボタン科
【花4】キンポウゲ科
【花5】キク科
【花6】ウメバチソウ科?
【花7】フウロソウ科
【花8】キンポウゲ科
【花9】ケシ科

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