道南の山と花・蝶・鳥2

道内の山を中心に登ったり、花や蝶、鳥などを撮っています。ヤフーブログではバタフライでアップしており、ネパール、カナデアンロッキー、Nzなどのトレッキングもアップしています。

2012年07月

とにかく暑い。今年は寒さと暑さが極端だ。
 
コンデジを持って散策で撮った昆虫と花のアップ。
 
 
ミヤママタタビ
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マタタビはこのように葉の一部が白くならない。またマタタビとちがい猫はミヤママタタビに陶酔しない。
 
 
クサフジ
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たまに白花もある。
 
 
オカトラノオ
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エゾニワトコ                                          
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時々黄色い実のキミノエゾニワトコもある。                        
 
 
キンギンボク果実                                       
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イボタノキ
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ノラニンジン                                          
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セイヨウタンポポ、アラゲハンゴンソウ、ブタナなどと同じ外来種で猛烈に増えている
 
 
キアゲハ                                            
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マメコガネ
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ヒメコガネ
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カバイロシジミ
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エゾイラクサに群がるクジャクチョウの幼虫
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昨日の函館地方も暑く30℃を越えました。今朝はいまのところ曇り空ですが蒸し暑い感じです。
 
ゼフィルス1~4のアップが終わったのでその他の蝶の登場です。
 
 
ヒメシジミ
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ツバメシジミに似るが尾状突起がない
 
 
ルリシジミ
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オオミスジ
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ミスジチョウに似るが前翅の横に伸びる白斑が違う。道南ではミスジチョウよりはるかにに少ない。
 
 
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イチモンジチョウ
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より大型で存在感のあるオオイチモンジは道南には生息していない。
 
 
エゾヒメシロチョウ
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小型のシロチョウ科の蝶で、弱々しい感じがする。似ているものにヒメシロチョウがいるが、本種より少ない。
両種とも春型、夏型がある。
 
 
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オトシブミの一種
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オオマツヨイグサ
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マツヨイグサは普通に見られるのはメマツヨイグサであるが、それより花が大きいオオマツヨイグサもたまに見られる。

ゼフィルスの最後はエゾミドリシジミです。他に新個体のタテハがでましたので一緒に登場してもらいます。
 
 
 
クジャクチョウ
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道南では普通に見られ、先日は庭にも遊びに来ていた
 
 
シータテハ
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クジャクチョウの次に普通に見られるタテハ。
 
 
ヒオドシチョウ
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道南では数が少ない。春に越冬個体が時々見られるが、このような新個体はなかなか見られない。
 
 
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コムラサキ♂
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ヤナギの樹の近くでは、必ずと言っていいほど見ることができる。角度によって青い色の見え方が異なり、両翅が輝いている個体がなかなか撮れない。
 
 
ミスジチョウ
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コミスジやオオミスジに似るが前翅の白斑が違う。渓流沿いの林道でよく見られる。
 
 
サカハチチョウ
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タテハのラストバッターはさかはちちょう。これもよく見られる普通種。よく似ている北海道特産種のアカマダラは今シーズンさっぱり出ていない。
 
 
 
アカシジミ
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エゾミドリシジミ
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ミズナラの住人で主に朝活動するジョウザンミドリシジミとよく似ているが、本種は午後に活動する。
ここのポイントでは10頭くらいのバトルが見られた。
 
 
オオミドリシジミ
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ゼフのバトル
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キバネセセリ
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蒸し暑い夜でした。クーラーが無い自宅は二階の窓を開けて寝ています。北海道は冬の暖房は大型のストーブなどが絶対必要ですが、夏の冷房はなくても過ごせます。
 
 
ゼフィルスの続きで今日はカシワの住人、ハヤシミドリシジミ、ウラジロミドリシジミそれに北海道ではとても珍しいウラクロシジミや他の蝶たちのアップになります。
 
sakakuさん、今日の同定はどうでしょう。特にメスアカ、オオなど。 
 
キマダラセセリ
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コチャバネセセリやコキマダラセセリに比べると産地は限られ個体数は多くはないセセリ。
 
 
イチモンジチョウ
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この仲間ではコミスジと共に普通に見られる種
 
 
ウラゴマダラシジミ
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この蝶もゼフイルスの一種。エボタノキが幼虫の食樹
 
 
ヒョウモンチョウ(ナミヒョウモン)
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コヒョウモンととても良く似ている。ここではコヒョウモンよりナミヒョウモンのほうが圧倒的に多く見られる。
吸蜜している花はエゾノキリンソウ
 
 
ハヤシミドリシジミ♀
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カシワを食樹とするゼフィルス
 
 
ウラジロミドリシジミ
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このゼフイルスもカシワの住人。青緑の美しい表翅であるが、翅を開いてくれなかった。
 
 
アカシジミ
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道内の小樽などではカシワを食樹とするキタアカシジミが産するが、これはミズナラ、コナラを食樹とする道南では多いアカシジミ
 
 
ウラクロシジミ♀
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北海道では道南のほんの一部でしか確認されていない貴重なゼフィルス。
食樹はマルバマンサク。
 
 
メスアカミドリシジミ
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エゾノウワミズザクラなどサクラの仲間を食樹とするゼフィルス
 
 
オオミドリシジミ
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ミズナラ、コナラを食樹とするゼフイルス。吸蜜している花はセリ科のミヤマトウキ
 
 

今日も昨日のゼフィルスの続きで、♂の表翅が青緑に輝くミドリシジミの仲間でミズナラ、コナラの住人です。
これらのゼフは緑色、やや黄色みを帯びた緑色、青味を帯びた緑色と種類によって違います。
また幼虫の食樹、活動時間帯も異なります。
とてもよく似ているため表翅の色、外縁黒帯の幅、裏翅の地色、斑紋の濃さ、橙色斑などで同定することになります。
今日アップの種類も、同定がまちがっているものがあるかと思います。蝶の専門家sakakuさんなど詳しい方に指摘していただければ幸いです。
 
*skakuさんに指摘頂いたものを→で訂正しました。
 
 
ジョウザンミドリシジミ
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ミズナラ、コナラの林でもっとも普通に見られる種類で朝に活動する。
 
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エゾミドリシジミ
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9→ジョウザンミドリシジミ 
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主に午後活動する。尾状突起は他種にくらべてやや短い。外縁黒帯がジョウザンミドリシジミより広いのでエゾミドリシジミとしたが、午前中に見られたのでジョウザンミドリシジミかも知れない。
 
 
オオミドリシジミかジョウザンミドリシジミの♀→ミズイロオナガシジミ♀
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アイノミドリシジミ→ジョウザンミドリシジミ
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橙色斑から見るとジョウザンかも知れない
 
 
 
オオミドリシジミ→ジョウザンミドリシジミ
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ゼフィルスというのはシジミチョウ科のミドリシジミ、アカシジミ、オナガシジミなどの蝶のことである。
語源はギリシャ神話の西風の神ゼヒュロスから来ている。
幼虫の食草はミズナラやコナラなどブナ科の樹木が多いが、シウリザクラ、カシワなどを食する種類もいる。
 
国内では25種のゼフィルスがおり、北海道では20種を産する。今シーズンそのうち12種のゼフを撮ることができたので順次アップしたい。
 
これらの蝶は種類によって見られる林や時間帯が異なる。また縄張りを張り、他の蝶が進入すると追いかける光景を見ることができる。
 
 
ウラナミアカシジミ
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コナラの林で見ることができるが、生息地はとても限られ特に道南では珍しい種
 
 
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アカシジミ
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コナラ、ミズナラの林で見られ道南では普通に見られる。前種とともに栗の木に集まっている。
 
 
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ミズイロオナガシジミ
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ウスイロオナガシジミ、オナガシジミと3種いるがオナガシジミの中では普通種。
コナラ、ミズナラ、カシワの林で見られる。
 
 
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ウラゴマダラシジミ
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食樹はエボタノキ。なかなか表翅を開いて止まってくれないので次の写真は飛んでいるところを撮った。
 
 
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昨日に続き、今朝も雨模様の道南です。
 
双珠別川林道の続きになります。
 
 
ノコギリソウの食テーブル
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コチャバネセセリ、ヒメウラナミジャノメ、サカハチチョウの三種が吸蜜している
 
 
満員御礼
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イケマの食堂にコチャバネセセリ、コキマダラセセリが来店
 
 
ミヤマカラスアゲハ♂
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吸蜜はチシマアザミ
 
 
センチコガネ
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ダイコクコガネ、マグソコナネなど糞虫の仲間
 
 
イカリモンガ
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蝶と同じに日中、吸蜜などで活動する。もっとも蝶も蛾も同じ鱗翅目で学問上明確な区別はなく、外国では蝶と蛾を区別していなかったり、蛾という言葉がない国もあるという。
 
 
エゾアジサイ
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ドスナラ(ハシドイ)
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ムラサキハシドイ(ライラック・リラ)と呼ばれるヨーロッパ原産と同じモクセイ科の樹木で日本に自生するライラックである。
 
 
オオウバユリ
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双珠別川
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樹木がかぶっていないのでと瀬と淵が適度にありとても釣りやすい渓流である
 
 
ヒグマのうんち
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この林道はヒグマが多く、痕跡がたくさん見られる。渓流釣には特に注意が必要
 
 
食事の跡
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この日の食事は蕗で、葉のしおれ具合からみると今朝食べたと見られる。
 
 
足跡
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河原の砂地にヒグマ、エゾシカなどいろいろな動物の足跡が沢山ついている

大雪の帰りは行きと違うコースでいつも帰る。
行きは七飯ー千歳ー中富良野ー旭川のコースのことが多いが、帰りは富良野ー金山ダムー日高ー平取ー苫小牧ー七飯のことが多い。
 
帰りは例年占冠(シムカップ)と日高の途中にある双珠別川林道に寄ることが多くなった。
以前は山の帰りに渓流釣で寄った川であるが、今は蝶に会うためである。蝶に感心のない仲間には気の毒であるがわたしの我が儘である。
 
 
エゾスジグロシロチョウ    吸蜜の花はウツボグサ
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エゾシロチョウ    吸蜜の花はチシマアザミ
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コヒオドシ    吸蜜の花はムシトリナデシコ
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高山性の蝶で標高の高いところで見られるが、北の地では平地でも見られる。
 
 
サカハチチョウ春型    吸蜜の花はヒメジョオン
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メスグロヒョウモン♂    吸蜜の花はチシマアザミ
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ミドリヒョウモンより多く見られたが♀には一頭も会うことがなかった
 
 
コヒョウモン
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ヒョウモンチョウ(ナミヒョウモン)と極めてよく似ている。道南ではナミヒョウモンのほうがよく見られる。
 
 
ギンボシヒョウモン♂
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ウラギンヒョウモンと似るが♂の表翅の性標が細く3本、裏後翅の一番上の横列の銀紋の数が4個などから区別できる。

山の帰り道、まだ麓郷の北の国からのロケ地に寄ったことがないという仲間がいたので、寄ることにした。
平日にもかかわらず結構な人が訪れていた。
 
 
五郎の石の家
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風呂
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台所
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居間
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最初の家
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室内
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二階の寝所
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麓郷の森案内板
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麓郷の森
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三番目の家
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家の中
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予定では、北海道の最高峰旭岳(2290.3m)に登り、後旭側に下りて間宮岳(2185m)に登り返し北海岳(2194m)を見ながら稜線歩きを楽しむことができるはずであった。さらに北海道第2の北鎭岳(2244m)を見ながら中岳分岐まで行き、黒岳などのお鉢平の展望を欲しいままにし昼食を食べるはずであった。
そのあと、中岳温泉に下り旭岳の側面を見ながら裾合平を通り姿見の池に戻る予定であった。
中岳温泉は温泉といっても、設備は全くなく自然のままの温泉で、湯加減はすぐ横を流れる沢の水で調節をして入るという秘湯ともいえる露天風呂である。土砂で浅くなると、自分で掘ることになる。今のように登山ブームでないころは、ここを通る人は少なく、スッポンポンでも平気で入れたが中高年の登山ブームで、ここを通る人が多くなりそうもいかなくなった。でも女性でもTシャツ短パンで入る人もいる。ちょうど一休みに適したところなので周りには多くのギャラリーで埋まることもある。
 
裾合平はチングルマの群生が見事で、今回は姿見の池側から途中まで歩いた。ここは秋の紅葉シーズン(9月上旬)は多くの人出賑わう。新雪と紅葉のコラボが最高である。
 
今日のアップは雨の中の裾合平の花である。
 
 
エゾイソツツジ
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チングルマ
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裾合平のチングルマの群生は見事である。ここでは雪渓が遅くまで残るので、蕾、開花そして綿毛になったものまで同時にみることが出来る。9月上旬の紅葉も素晴らしい。
 
 
コケモモ
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コガネイチゴ
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ミツバオウレン
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コガネイチゴと似た感じがするが前種はバラ科で本種はキンポウゲ科の植物である。
 
 
コガネギク
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ミヤマリンドウ
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最近まで雪があった沢地形
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エゾコザクラ
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雨の中、コンデジで撮ったもので花の美しさをお見せできず残念です。
 
 

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